教えて!GAS!

GASの基礎知識・書き方について紹介します。

Google Apps Scriptでの二次元配列の使い方

構文

構文は以下の通りです。

let 二次元配列名 = [
  [要素1, 要素2, 要素3],
  [要素4, 要素5, 要素6],
  [要素7, 要素8, 要素9]
];

解説

この構文は、二次元配列と呼ばれる配列の形を表しています。二次元配列とは、配列の中に配列が含まれている構造のことで、表のように行と列でデータを管理するのに便利です。各行がサブ配列として定義され、それらが大きな配列にまとめられています。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

function 二次元配列の例() {
  // 生徒の名前とテストの点数を二次元配列で管理
  let 生徒の点数 = [
    ["太郎", 85, 90, 78],
    ["花子", 92, 88, 95],
    ["次郎", 75, 80, 85]
  ];
  // 配列の内容をコンソールに出力
  for (let i = 0; i < 生徒の点数.length; i++) {
    console.log("名前: " + 生徒の点数[i][0]);
    console.log("数学: " + 生徒の点数[i][1]);
    console.log("英語: " + 生徒の点数[i][2]);
    console.log("理科: " + 生徒の点数[i][3]);
    console.log("--------------");
  }
}

上記のプログラムは、三人の生徒のテストの点数を二次元配列で管理し、全員の点数をログに出力する内容です。

まとめ

二次元配列は、データを行と列で整理するのに便利な方法です。Google Apps Scriptでは、二次元配列を使うことで、複数のデータセットを簡単に管理し、操作することができます。