構文
構文は以下の通りです。
for (let 変数 of 反復可能オブジェクト) {
// 繰り返し処理する内容
}
// 繰り返し処理する内容
}
解説
for...of文は、配列や文字列などの反復可能オブジェクトの各要素を順番に処理するためのループ構文です。繰り返し処理したいオブジェクトと、その各要素を一時的に格納する変数を指定します。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
(例1)配列の各要素をログに出力
function 配列をログに出力() {
let 果物リスト = ['りんご', 'バナナ', 'みかん'];
for (let 果物 of 果物リスト) {
console.log(果物);
}
}
let 果物リスト = ['りんご', 'バナナ', 'みかん'];
for (let 果物 of 果物リスト) {
console.log(果物);
}
}
上記のプログラムは、配列の各要素をログに出力する内容です。
(例2)二次元配列の行要素をログに出力
function 二次元配列の出力() {
let 二次元配列 = [
["りんご", "バナナ", "みかん"],
["赤", "黄", "オレンジ"],
["甘い", "甘酸っぱい", "甘い"]
];
for (let 行 of 二次元配列) {
console.log("行の内容: " + 行);
}
}
let 二次元配列 = [
["りんご", "バナナ", "みかん"],
["赤", "黄", "オレンジ"],
["甘い", "甘酸っぱい", "甘い"]
];
for (let 行 of 二次元配列) {
console.log("行の内容: " + 行);
}
}
上記のプログラムは、二次元配列の各行をログに出力する内容です。
(例3)二次元配列の各要素をログに出力
function 二次元配列の各要素を出力() {
let 二次元配列 = [
["りんご", "バナナ", "みかん"],
["赤", "黄", "オレンジ"],
["甘い", "甘酸っぱい", "甘い"]
];
for (let 行 of 二次元配列) {
for (let 要素 of 行) {
console.log("要素の内容: " + 要素);
}
}
}
let 二次元配列 = [
["りんご", "バナナ", "みかん"],
["赤", "黄", "オレンジ"],
["甘い", "甘酸っぱい", "甘い"]
];
for (let 行 of 二次元配列) {
for (let 要素 of 行) {
console.log("要素の内容: " + 要素);
}
}
}
上記のプログラムは、二次元配列の各要素をログに出力する内容です。
まとめ
for...of文は、配列や文字列などの反復可能オブジェクトの各要素を簡単に順番に処理できる便利なループ構文です。この構文を使ってデータの操作や処理を効率的に行うことができます。