構文
構文は以下の通りです。
class クラス名 {
static 静的メンバー = 値;
static 静的メソッド() {
// 処理内容
}
}
// 使用例
console.log(クラス名.静的メンバー);
クラス名.静的メソッド();
static 静的メンバー = 値;
static 静的メソッド() {
// 処理内容
}
}
// 使用例
console.log(クラス名.静的メンバー);
クラス名.静的メソッド();
解説
クラスの静的メンバーはクラス自体に結びついており、特定のオブジェクトインスタンスに関連しない変数やメソッドを定義するのに使われます。静的メンバーは、クラスのインスタンスを作成せずにアクセスできます。これは、特定のデータや機能がすべてのインスタンスで共有されるべき場合に便利です。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
class 数学計算 {
static 円周率 = 3.14159;
static 円の面積(半径) {
return 数学計算.円周率 * 半径 * 半径;
}
}
let 半径 = 5;
console.log("円の面積は: " + 数学計算.円の面積(半径));
static 円周率 = 3.14159;
static 円の面積(半径) {
return 数学計算.円周率 * 半径 * 半径;
}
}
let 半径 = 5;
console.log("円の面積は: " + 数学計算.円の面積(半径));
上記のプログラムは、数学計算というクラスを定義し、その中で円周率を静的メンバーとして定義しています。また、円の面積を計算する静的メソッド円の面積も定義しています。このメソッドは、半径を引数として受け取り、計算された面積を返します。
まとめ
クラスの静的メンバーは、クラスのインスタンス化を必要としない変数やメソッドを定義するのに非常に便利です。静的メンバーやメソッドは、クラス自体に結びついており、どのオブジェクトからも共通してアクセスできます。これにより、全体で共通の値やロジックを管理するのが容易になります。