Errorオブジェクトは、例外情報を取り扱うオブジェクトです。スクリプトでエラーが発生した時に生成されます。
オブジェクト一覧
主なオブジェクトを紹介します。
メンバー | 説明 |
toString() | エラーメッセージを文字列として返します |
message | エラーに関連付けられているメッセージを取得または設定します |
name | エラーの種類(通常はError)を取得または設定します |
stack | エラーが発生した場所に関するスタックトレース情報を取得します |
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
toString()
function エラーを文字列で表示() {
let エラー例 = new Error("エラーメッセージです");
let 結果 = エラー例.toString();
console.log(結果);
}
エラーを文字列で表示();
let エラー例 = new Error("エラーメッセージです");
let 結果 = エラー例.toString();
console.log(結果);
}
エラーを文字列で表示();
結果:
Error: エラーメッセージです
message
function エラーメッセージを表示() {
let エラー例 = new Error("これはカスタムエラーメッセージです");
let メッセージ = エラー例.message;
console.log(メッセージ);
}
エラーメッセージを表示();
let エラー例 = new Error("これはカスタムエラーメッセージです");
let メッセージ = エラー例.message;
console.log(メッセージ);
}
エラーメッセージを表示();
結果:
これはカスタムエラーメッセージです
name
function エラー名を表示() {
let エラー例 = new Error("エラーが発生しました");
let エラー名 = エラー例.name;
console.log(エラー名);
}
エラー名を表示();
let エラー例 = new Error("エラーが発生しました");
let エラー名 = エラー例.name;
console.log(エラー名);
}
エラー名を表示();
結果:
Error
stack
function スタックトレースを表示() {
try {
throw new Error("スタックトレースのテスト");
} catch (エラー例) {
let スタック = エラー例.stack;
console.log(スタック);
}
}
スタックトレースを表示();
try {
throw new Error("スタックトレースのテスト");
} catch (エラー例) {
let スタック = エラー例.stack;
console.log(スタック);
}
}
スタックトレースを表示();
結果:
Error: スタックトレースのテスト
at スタックトレースを表示 (main.js:2:11)
at main.js:6:1
まとめ
Errorオブジェクトは、エラーを管理しデバッグに役立ちます。