教えて!GAS!

GASの基礎知識・書き方について紹介します。

Google Apps ScriptでのErrorオブジェクトの種類

Errorオブジェクトは、例外情報を取り扱うオブジェクトです。スクリプトでエラーが発生した時に生成されます。

オブジェクト一覧

主なオブジェクトを紹介します。

メンバー 説明
toString() エラーメッセージを文字列として返します
message エラーに関連付けられているメッセージを取得または設定します
name エラーの種類(通常はError)を取得または設定します
stack エラーが発生した場所に関するスタックトレース情報を取得します

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

toString()

function エラーを文字列で表示() {
  let エラー例 = new Error("エラーメッセージです");
  let 結果 = エラー例.toString();
  console.log(結果);
}
エラーを文字列で表示();

結果:
Error: エラーメッセージです

message

function エラーメッセージを表示() {
  let エラー例 = new Error("これはカスタムエラーメッセージです");
  let メッセージ = エラー例.message;
  console.log(メッセージ);
}
エラーメッセージを表示();

結果:
これはカスタムエラーメッセージです

name

function エラー名を表示() {
  let エラー例 = new Error("エラーが発生しました");
  let エラー名 = エラー例.name;
  console.log(エラー名);
}
エラー名を表示();

結果:
Error

stack

function スタックトレースを表示() {
  try {
    throw new Error("スタックトレースのテスト");
  } catch (エラー例) {
    let スタック = エラー例.stack;
    console.log(スタック);
  }
}
スタックトレースを表示();

結果:
Error: スタックトレースのテスト
    at スタックトレースを表示 (main.js:2:11)
    at main.js:6:1

まとめ

Errorオブジェクトは、エラーを管理しデバッグに役立ちます。