構文
構文は以下の通りです。
this.プロパティ名
解説
this は、クラス内で使用されるキーワードで、現在のクラスインスタンスを指します。クラスのプロパティやメソッドにアクセスする際に使います。例えば、クラスの中で this.プロパティ名 と書くと、そのプロパティは現在のオブジェクトの一部として扱われます。this を使うことで、同じクラスの中で複数のプロパティやメソッドにアクセスできます。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
class 生徒 {
constructor(名前, 年齢) {
this.名前 = 名前;
this.年齢 = 年齢;
}
自己紹介() {
console.log("こんにちは、私の名前は " + this.名前 + " です。年齢は " + this.年齢 + " 歳です。");
}
}
let 生徒1 = new 生徒("たろう", 10);
生徒1.自己紹介(); // 「こんにちは、私の名前は たろう です。年齢は 10 歳です。」と表示されます。
constructor(名前, 年齢) {
this.名前 = 名前;
this.年齢 = 年齢;
}
自己紹介() {
console.log("こんにちは、私の名前は " + this.名前 + " です。年齢は " + this.年齢 + " 歳です。");
}
}
let 生徒1 = new 生徒("たろう", 10);
生徒1.自己紹介(); // 「こんにちは、私の名前は たろう です。年齢は 10 歳です。」と表示されます。
上記のプログラムは、生徒 というクラスを定義し、名前 と 年齢 のプロパティを持つインスタンスを作成しています。this キーワードを使って、クラスの中で 名前 や 年齢 にアクセスしています。
まとめ
this キーワードは、クラス内で特定のインスタンスを参照するために使います。このキーワードを使うことで、クラス内のプロパティやメソッドを、現在のインスタンスに関連付けることができます。このコードを実際に試すことで、this キーワードの役割が理解しやすくなります。