構文
構文は以下の通りです。
class クラス名 {
static メソッド名(引数1, 引数2, ...) {
// メソッドの処理内容
}
}
static メソッド名(引数1, 引数2, ...) {
// メソッドの処理内容
}
}
解説
クラスの定義において、staticを付けたメソッドはインスタンスを作らなくても使える「静的メソッド」となります。引数にはメソッドに渡す値を指定し、複数の値を受け取ることができます。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
class 計算機 {
static 足し算(数1, 数2) {
let 合計 = 数1 + 数2;
console.log('合計は: ' + 合計);
}
}
計算機.足し算(3, 5);
static 足し算(数1, 数2) {
let 合計 = 数1 + 数2;
console.log('合計は: ' + 合計);
}
}
計算機.足し算(3, 5);
上記のプログラムは、「計算機」というクラスを作り、その中に「足し算」という静的メソッドを定義しています。このメソッドは、インスタンスを作成せずに計算機.足し算(3, 5)と呼び出して使います。
まとめ
クラスの静的メソッドを使うと、インスタンスを作成せずにクラス名から直接メソッドを呼び出すことができます。これにより、共有された機能や計算を簡単に扱えるようになります。静的メソッドは、データを保持せず、処理のみを行いたいときに便利です。