教えて!GAS!

GASの基礎知識・書き方について紹介します。

Google Apps Scriptでのループ内のラベルの使い方

構文

構文は以下の通りです。

ラベル:

解説

ラベルを付けることで、ネストされたループや複雑なループ構造で特定のループを終了することが簡単になります。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

(例1)breakの場合

function ラベル付きループ例1() {
  let 数字 = 0;
  外側ループ:
  for (let 値1 = 0; 値1 < 5; 値1++) {
    for (let 値2 = 0; 値2 < 5; 値2++) {
      数字++;
      console.log('値1:', 値1, '値2:', 値2, '数字:', 数字);
      if (数字 === 10) {
        break 外側ループ;
      }
    }
  }
  console.log('ループ終了');
}

上記のプログラムは、外側ループに「外側ループ」というラベルを付けています。内側のループで数字が10になったときに「外側ループ」を終了するようにしています。結果として、数字が10に達した時点で両方のループが終了します。

(例2)continueの場合

function ラベル付きループ例2() {
  let 数字 = 0;
  外側ループ:
  for (let 値1 = 0; 値1 < 5; 値1++) {
    for (let 値2 = 0; 値2 < 5; 値2++) {
      if (値2 === 2) {
        continue 外側ループ;
      }
      数字++;
      console.log('値1:', 値1, '値2:', 値2, '数字:', 数字);
    }
  }
  console.log('ループ終了');
}

上記のプログラムは、、外側ループに「外側ループ」というラベルを付けています。内側のループでjが2になったときに「外側ループ」にcontinueするようにしています。結果として、jが2になった時点で内側ループがスキップされ、次のiのループが開始されます。

まとめ

ラベルを使用することで、特定のループを制御することが可能です。これにより、ネストされたループや複雑なループ内での制御が簡単になります。