構文
構文は以下の通りです。
ラベル:
解説
ラベルを付けることで、ネストされたループや複雑なループ構造で特定のループを終了することが簡単になります。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
(例1)breakの場合
function ラベル付きループ例1() {
let 数字 = 0;
外側ループ:
for (let 値1 = 0; 値1 < 5; 値1++) {
for (let 値2 = 0; 値2 < 5; 値2++) {
数字++;
console.log('値1:', 値1, '値2:', 値2, '数字:', 数字);
if (数字 === 10) {
break 外側ループ;
}
}
}
console.log('ループ終了');
}
let 数字 = 0;
外側ループ:
for (let 値1 = 0; 値1 < 5; 値1++) {
for (let 値2 = 0; 値2 < 5; 値2++) {
数字++;
console.log('値1:', 値1, '値2:', 値2, '数字:', 数字);
if (数字 === 10) {
break 外側ループ;
}
}
}
console.log('ループ終了');
}
上記のプログラムは、外側ループに「外側ループ」というラベルを付けています。内側のループで数字が10になったときに「外側ループ」を終了するようにしています。結果として、数字が10に達した時点で両方のループが終了します。
(例2)continueの場合
function ラベル付きループ例2() {
let 数字 = 0;
外側ループ:
for (let 値1 = 0; 値1 < 5; 値1++) {
for (let 値2 = 0; 値2 < 5; 値2++) {
if (値2 === 2) {
continue 外側ループ;
}
数字++;
console.log('値1:', 値1, '値2:', 値2, '数字:', 数字);
}
}
console.log('ループ終了');
}
let 数字 = 0;
外側ループ:
for (let 値1 = 0; 値1 < 5; 値1++) {
for (let 値2 = 0; 値2 < 5; 値2++) {
if (値2 === 2) {
continue 外側ループ;
}
数字++;
console.log('値1:', 値1, '値2:', 値2, '数字:', 数字);
}
}
console.log('ループ終了');
}
上記のプログラムは、、外側ループに「外側ループ」というラベルを付けています。内側のループでjが2になったときに「外側ループ」にcontinueするようにしています。結果として、jが2になった時点で内側ループがスキップされ、次のiのループが開始されます。
まとめ
ラベルを使用することで、特定のループを制御することが可能です。これにより、ネストされたループや複雑なループ内での制御が簡単になります。